(過去のブログです)
平成22年8月13日(金)
いよいよ結果発表の日。
13日、お盆に診察やってるんだー。。。
この日は忘れもしない、13日の金曜日で、しかも仏滅というスペシャルな日でした。
あのー…先生…日にちが不吉過ぎます。。。
『ご家族と一緒に来てください』と言われていたので、夫と一緒に
消化器内科25番に入りました。
担当はT先生。
まずMRIの結果から…
MRIは細かい、小さな腫瘍も見つけることが出来ると言われていたので
緊張しました。
でも結果は脳も、耳も甲状腺も異常なし!!
良かったー!!
ヤッター!!嬉しい(・∀・)
でも甲状腺は年に一度は必ず検査を受けてくださいと言われました。
そして摘出した大腸ポリープの精密検査の結果は
初期の大腸癌(ステージは不明)
『大腸の一番奥の盲腸の付近のポリープと、入り口近くの2つのポリープを
取って検査した結果、どちらからも癌細胞が発見されました。』
癌は納得していたけど、この時同時に家族性大腸腺腫症と決定されてしまいました。
この家族性大腸腺腫症の決定はショックでした。
他にも
・色々な臓器に腫瘍が出来やすい
・ここの県でも10年ぶりくらいの家族性大腸腺腫症で、久しぶりの症例です
と言われました。
今後の治療方針は
大腸全摘出で2~3週間の入院。開腹か腹腔鏡かはまだ検討中。
え?!
ま『一ヶ月に1回入院してポリープを切除していくんじゃないんですか?
大腸全摘出なんですか?』
T『このケースでは全摘出で対応していく事にしました。ポリープ一つ一つが
100%癌化するので取り残しや取らないうちに
悪化していく事が考えられるからです。』
え…。。。ここで結構動揺してしまう。
想像していなかったわけではないけど、いきなり大腸全摘出と言われましても…。
気を取り直して…。
ま『大腸全摘出は年に何回くらいある手術なんですか?』
T『大腸全摘出は実は珍しくて、あまりやりません。年に数回あるかないかです』
ま『大腸全摘出後はどうなるんですか?』
T『大腸全摘出後は人工肛門を一時的に造設するか、一気に小腸と肛門を
つないでしまうかなのですが、消化器外科チームと話し合い中でして、
手術の方法とかは外科チームが専門になるので…ぼくの担当ではないのです。』
詳しく聞いてもはぐらかされてしまった…かんじ。
T先生自身分かっていないなーと感じた。
ま『じゃあ、小腸にもポリープがあったらどうするんですか?
小腸にポリープや癌になる可能性は?小腸を調べずに小腸を使うんですか?』
(疑問を口にして攻める私)
T『小腸は癌や病気が出にくい器官なんですよ…』(結構しどろもどろ)
うーーん、いくら突っ込んで質問しても外科とのこともあって、
詳しく教えてもらえなかった。
…というか、答えが分からないんだろうな~と思った。
後でT先生からこっそり聞いた話では、この時、内科と外科でカンファレンスがあって
治療か手術かで揉めていたそうです。。。
攻めるのはあきらめた、そしたら違う話になった。
T『50%の確率で遺伝する病気なので、二人のお子さんも20歳ころに大腸の検査をして下さい』
遺伝系の話になった。
T『あと胃カメラや色々な検査があります』
なんだか心がここに無くなって、違う場所に行ってるような…不思議な感覚。
それでも表情には一切動揺の「ど」の字もない顔してるんだろうなー…私は。
ドラマだったらここで泣いたり叫んだり、泣き崩れたり…するんだろうな。
でも私は人に、例え夫にでさえも動揺した顔とか見せるのが嫌い。
感情をあらわにする自分は許せないので、心でもう一人の自分と会話する。
T『今日は肺と呼吸器の検査をして行ってください』
で、25番の部屋を出る。
肺活量の検査(←一回目失敗、二回検査した)をして帰宅した。
自宅に戻って考える。
確かに6月24日にポリープを2時間掛けて、たった二つしか切除出来なかった。
結構辛くて、熱も上って、痛みもあって…
あれをポリープがなくなるまで繰り返すのは体力的に辛いよな。。。
6月の入院の時に
M先生が
『取りきれないとは言わないけど、このポリープを全部取るの患者も医師も
大変な事だよ。もしかしたら大腸全摘出かもしれないよ?』
と言ってたのを、思い出す。
は~、どんどん未知の世界に、入っていく感じがこの時した。
※もしこれを読んでいる
手術予定の方がいらっしゃるのなら、ここでとことん自分が納得
いくまで、担当の先生と相談、話し合いをしてくださいね。
自分が受ける手術方法や術式など、治療方針でも納得出来ないなら
『納得いかない』ときちんと先生に訴えてください。
このまま鵜呑みにすると医師に流されてしまうことがあるそうです。
性質のわるい病院なんかは、
『今ならベッドが空いていますから、すぐに入院してください』なんてところもあるようです。
こう↑言われた時はしっかりと断って『今すぐには入院できません』
と断ってくださいね。
自分の受ける手術や病気のリサーチをしっかり調べて
出来ることなら
自分がしっかり納得してから入院してください。
(癌の本に書いていました)
セカンドオピニオンするも良し、他の病院に行くも良し、他県の病院に診察を受けるのも良し。
とにかく病院のシステムに流されないで下さいね。